『目が歪む?!』 目は本来は無理なくニュートラルポジションに収まっているのが理想です。
⚙️ ニュートラルポジションとは?
「ニュートラル」とは、 目(眼球)がどこにも無理なく自然におさまる位置。
いわば、視覚システムの“ゼロ点”だ。
• 両目が水平に向き • 遠近のピントもストレスがなく
• 視線のバランスが取れている状態 このニュートラルな状態が、すべての「見る」動作のベースになる。
🧠 なぜニュートラルからズレるのか?
現代人の多くはこのニュートラルから常時ズレた状態で生きている。
原因は様々
• スマホ・PC作業による“下向き視線”の常態化
• 姿勢の歪み → 頭部・首の傾き
• 片目だけ酷使 → 左右の視覚機能のアンバランス
• ストレスによる視覚過敏
・交感神経の緊張 結果として、**目の筋肉(外眼筋)**が常に小さな補正運動を強いられる。
🦾 外眼筋による“無意識の補正” 目には6本の筋肉があり、眼球を動かしている

: • 上直筋
・下直筋
• 外側直筋・内側直筋
• 上斜筋
・下斜筋
これらが常時「少し引っ張ったまま」の状態で、 ズレた視線をニュートラル“っぽく”見せるよう補正している。
👁🗨 例えば
• 本来まっすぐ見るには右に2度ズレてるけど、左の外側直筋が微妙に引っ張って正面を“演出” → でもこれ、筋肉的には常時“力み”がある状態
🧨 これが積み重なるとどうなるか?
• 目の疲れ(眼精疲労)
• 頭痛・肩こり
・首の詰まり
• 集中力低下
• パフォーマンスのブレ
• 情報処理のズレ(例:距離感、速度感の不一致)
特にスポーツや繊細な作業を行う人にとっては、 このわずかな「視覚のゆがみ」が命取りになることもある
🧘♂️ ニュートラルに戻すには?
1. 遠くを見る習慣をつける(=ピントを無限遠に戻す)
2. 眼球運動(8の字、上下左右、寄り目)で筋肉をゆるめる
3. 全身の姿勢調整・体幹の左右差を修正
4. **呼吸と連動した“視線のリセット”**を行う(例:吐きながら目を閉じて、吸って遠くを見る)
👉 ポイントは「目だけ整えても意味がない」
→ 目は姿勢・脳の状態・自律神経と密接に関わってるから、全体の調和の中でリセットする必要がある。
🧭 最後に 目の歪みは、視覚だけの問題じゃない。
それは**“身体と心のズレを補正している証”**かもしれない。 だからこそ、視線のニュートラルを取り戻すことは、 ただ見やすくなるだけじゃなく
• 集中力が戻る
• パフォーマンスが安定する
• 心が静まる ──そんな全身の再調律につながっていく
📝 まとめ • 目のニュートラルからのズレは、外眼筋が無意識で頑張って補正してる
• その補正は、身体的にも脳的にも「常時力み」状態 • 視覚のニュートラルを取り戻すことは、視界だけでなく全身のチューニングになる