「嫌いな食べ物を想像するだけで力が入らなくなる?」

今回は日々のストレスがどう身体に影響してくるのか?
これについて簡単にまとめていきます。

  

✅ ① 嫌いなものを想像すると、脳は「ストレス反応」を起こす
• 嫌なもの(例:苦手な人・過去の失敗・嫌な音など)を思い浮かべると、
脳の「扁桃体(へんとうたい)」 が反応。
• 扁桃体は“危険”や“不快”を察知して、体を「戦うか逃げるかモード」に切り替える司令塔。

 

 

✅ ② 扁桃体の刺激で「交感神経」が優位になり、筋肉は一時的に“硬直 or フリーズ”
• 本来は危険から逃げる準備で筋肉が緊張するけど、
嫌なイメージが強いと逆に「凍りつき(フリーズ)」の反応が起きやすい。
• このとき脳幹や小脳が自動的に「動くな」と命令 → 力が抜ける、動きが鈍る。

 

 

✅ ③ 脳の運動系(一次運動野・小脳)と感覚系(体性感覚野)の「伝達効率」が低下
• 嫌な感情によって、
神経伝達物質(ドーパミン・アセチルコリンなど)の放出が減少。
• 結果:
 → 運動指令が筋肉に届きにくい
 → バランス感覚も不安定
 → 思ったように動けない

 

 

✅ ④ 身体の「固有感覚(深部感覚)」もブレる
• 嫌悪や不安の感情は、筋肉や関節の「位置感覚センサー」を曖昧にする。
• ゴルフやスポーツでは、これが「タイミングがズレる」「打点がバラつく」原因にも。

 

 

✅ ⑤ 無意識レベルで「自己防衛」が働き、力を“意図的に抜く”こともある
• 嫌なもの = 「避けたい」「関わりたくない」
→ 無意識が「近づくと危ない」と判断し、わざと力を抜く指令を出す。
• これも脳の“防衛本能”の一種(例:トラウマの回避反応)

 

 

▷まとめると…

現象 メカニズム
力が入らない フリーズ反応+神経伝達の低下
動きにくい 運動指令がブロックされる
集中できない 扁桃体が注意資源を奪う
伝達が悪くなる 脳の統合機能が乱れる

 

💡補足:これを逆に使えば、好きなものを思い浮かべると

→ 神経伝達が良くなり、パフォーマンスもアップする!

 

それだけ人間のメンタルの状態は身体の状態に関わってくるということなんですよね。
ストレスをため過ぎないように息抜きしながら過ごしていくこと大切だと思います♨