今日はヘルニアと診断された方がいらっしゃいました。
まずヘルニアとは
背骨の間の椎間板に傷が入って中身が飛び出し、神経を刺激して痛みを出している状態です。
神経が腰からお尻、足にかけて走っているのでそのラインで痛みが走ると言われています。
しかし、腰の神経を刺激するのはこの椎間板だけではありません。
筋肉の固さからも起こりますし、固い状態が続いて血液の流れが悪くなっても同じような症状は起こります。更に年数がたって骨や靭帯が変形しても起こります。これが脊柱管狭窄症です。
今回来院された方は同じ姿勢で立ち続けていると症状が出てくるとのこと。
椎間板ヘルニア由来の場合、動きによって痛みが出ます。
前屈(身体を前に倒す)屈める動きで痛みが発生しやすい。
しかしこの方はその動作は痛くありません。
立ちっぱなしで痛くて、動いていれば大丈夫。
脊柱管狭窄症ならば、歩いている内に間欠性跛行と言って前に屈んで休みたくなる症状が出ますがそれもなし。。
となると筋肉の緊張から血液の流れが悪くなり、神経症状が出ていることが推察されます。
病院では椎間板が少し飛び出ていて、症状も出ていたので、ヘルニア
と言われてみたいですが、画像診断が結果と直結しないことは普通にあります。
特に腰痛に関しては原因が85%は不明と言われているのは、この画像診断と症状が一致しないことでこれだけの数字に跳ね上がっています。
今回の方は腰の筋肉の緊張が取れてくれば自然と症状は治まるでしょう。
しかしこの筋肉の緊張を取るために
正しい身体の使い方を身に着けてもらわなければいけません。
それには脳の力がかなり必要になるので、バイタルリアクトセラピーと問題のある部分を手技で取っていくとその時はクセが治っていました。
しかし、クセが治って今までにない(本当はそれが正しい)身体の使い方をして別の部分が痛くなりました。
これは好転反応といって、今まで使えてなかったところを使い始めて、筋肉痛なるようなものです。ですので、痛くはなっていますが、良い反応です。
このまま正しい身体の使い方が身についていけば、その痛みはもちろんなくなりますし、お尻、足の痺れ、痛みもなくなっていきます。
これからも健康寿命のためにもしっかりと治療させていただきます!
また経過あればご報告致します( ..)φメモメモ