「あ、私のことだ!小さい頃から肩こりがあって周りにはそんな子いなかったな…」
と思った方。大丈夫です。小学生なのに肩がこっている人はいます。貴方だけではありません。
小学生でまだそんなに身体への負担がないはずなのに
何故、肩がこるのか?
肩こりのメカニズムは基本的には大人と一緒です。
首の歪み、不良姿勢から頭の重さが本来よりも重くなり支えている筋肉が固まった状態が続くと肩がこるのです。
肩こり、首痛(ストレートネック)についての記事では不良姿勢の影響が徐々に首から進行してくると書かせていただきました。
しかし
小学生でまだそんなに時間もたってないのに、歪んでしまうのか?
と思うでしょう。そうです。歪むんです。
というか正確にいうと
既に歪んでいるんです。
頸椎1番と2番は写真のような形になっています。
この1番が生まれた直後最も歪みやすいと言われています。
首が座る前~大体1歳位までですね。
- 出産の際になかなか出てこなくて、無理に引っ張ってしまった。
- 高い高いのやりすぎで首を痛めてしまった。
- ハイハイで転んで首を痛めてしまった。
こういったことが頸椎1番の歪みにつながります。
赤ちゃんは泣きますが、首が痛い!とは言えませんので、そういったことがあっても親御さんは首が歪んでしまったとは思わないのです。
頸椎の1番が歪むとセットになっている2番も歪みます。
この歪みがあると問題になってくるのが
免疫系の低下から子供の時に病気・アレルギーにかかりやすい
(代表的なものだと小児ぜんそく、アトピーなど)
ホルモンバランスが崩れやすく調子が崩れやすい
自律神経系のバランスが取れなくてON/OFFの切り替えが上手くできない
脊髄神経が上手く機能せず、インナーユニットが働かない、姿勢が崩れやすい。
ちなみに側彎症は原因不明と言われているが、この頸椎の歪みからくる命令の誤作動によって真っすぐの姿勢が取れず曲がった形で成長してしまうのでは?という説が濃厚です。
側彎症までいかなくてもこの状態だと身体と心の緊張が激しく、夜の睡眠の質も下がります。
そういった状態で過ごしていると、
結果的に幼い頃から肩こり、腰痛などの症状
が出てきてしまいます。
もちろんこれ以外にも昔の子供に比べて運動量が減った。スマホ、ゲームばっかりやっているといった時代と共に行動の変化も要因の一つではあります。
大人になるために大切な時期ですので、
しかし根本的の問題は歪みの部分にあります。
歪みの時期が長くなればなるほど治療には時間がかかります。
ですので小学生から肩こりがあるような大人の患者様は時間がかかりますが、しっかり治療をしていけば歪みがとれた状態の頭が覚えていきます。
お子さんの場合もストレスもかなりたまっていて脳内血流を落ちていますので、それだけで色々な物を吸収する能力が落ちてしまいます。
大人になるために大切な時期ですので、心あたりのある方は是非一度ご相談ください。