前回の続きになります。
https://www.thestrongesttreatment.com/autonomic-nerves/
前回は自律神経の整える為に呼吸が大切という事を書かせていただきました。
呼吸は1日に2万回はすると言われています。
その呼吸の仕方を正しくするだけでも、自律神経は安定して肺のガス交換がしっかり出来て、身体の細胞の隅々まで酸素が行き渡ります。
人間は細胞は約37億個はあると言われています。その一つ一つに酸素がしっかり行き渡って元気な状態であれば健康になれます。
更に呼吸を正しくする事で余計な筋肉を使わなくてすみます。呼吸が正しく出来ていない人は本来は呼吸でそこまで使わなくていい筋肉を使って呼吸しています。
一回だけなら大したことがないものでも、チリも積もればで2万回も間違った呼吸をしていたらそれだけで、肩や首が凝ってしまいます。
そういった意味でも正しく呼吸をすることは物凄く大事になってくるんですね。
とういう事で正しい呼吸のための練習の仕方を書いて行きます。
「初級編」「中級編」「上級編」に分けて書いて行きます。
「初級編」
仰向けに寝て膝を曲げた状態で鼻から息を吸ってお腹を自然にふくらます。
この時に肩があがらないように。なるべく腹式呼吸をしていきます。
空気が入ったらゆっくり口から息をはいてお腹をへこませて行きます。
吸った時間の倍の倍くらいかけて吐いていきます(吸ったの2秒なら8秒位)
これをやることによって、普段胸式呼吸(肩を使った呼吸)で浅い呼吸をしている人はお腹をつかって深い呼吸ができるようになります。
結果、肺のガス交換の効率があがります。
更に息を吐いてお腹をへこませるときにインナーマッスルを使うのでお腹がへこみます。
この呼吸をすると自律神経の副交感神経が優位になるので、寝る前にやると睡眠の質があがります。
「中級編」
基本は初級と一緒。
息を吐いたあとに吸った時間の倍、息をとめる
(2秒で吸ったら8秒で吐いて4秒休む)
これは息を吐いたあとすぐに吸わなくても大丈夫!という事を脳に覚えこませる作業です。
息を吐いたあとすぐに息を吸ってしまうとどうしても浅い呼吸になってしまうので。
「上級編」
今までやったことを全部鼻呼吸でやる。
鼻呼吸をすることによって
エアコン、空気清浄機、加湿器を使った空気を取り込む事ができます。
簡単に言えば、空気を丁度良い状態にして肺の中に入れることができるので、健康に良いということです。
口呼吸では上の3つ効果はないので、空気が悪い状態で身体の中に入ってきてしまいます。
更に、口呼吸は脳が慢性疲労を起こすとも言われているので、以前書いた脳の機能が落ちて全て悪くなる。ということにもつながってくるのです。
「初級編」から少しずつ、ご自分の呼吸を正しく矯正していって健康な状態に近づいていただけたら!!と思います。